自宅から天の川を撮ってみた・・・kissX2で
自宅からの夏の大三角形のあたり
2011.04.30 01:56分~
Canon EOS kiss x2(IR改) 2分×1枚
SIGMA 15mm F2.8 EX DIAGONAL FISHEYE F4.0 ISO800
KenkoスカイメモR ノータッチガイド 北海道 十勝 自宅庭
使用ソフト ステライメージ6、フォトショップCS3
サッパり気持ちよく晴れてくれないですね~。
昨日も曇っていましたが、北極星が見えていたので20時過ぎに設置して晴れてくるのを待っていました。
透明度は結構高い感じなのですが、とにかくちぎれ雲がバンバン通り過ぎてきます。
いくつか撮影してみましたが、オートガイドはあっというまにStarLostとなって使い物になりません。
なので東の空から天の川が上がってくるのを待って広角で撮影してみました。
自宅からまともに広角を使って撮影してみたのは初めてです。もちろん天の川は見えないし、撮っても光害にうもれてしまって写らんだろうと思っていましたが、なんとか写りました。
うっすらではありますが銀河暗黒帯が自宅から写すことが出来た。ということがうれしいです^^;
上の写真は最初に撮影した一番雲が少ない2分一枚です。
まだ何とかなりそうな3分2枚を追加してみした。
雲だらけのも全部いれてみました。
^^:全てが加算平均されたみたいです。
元画像はこんなの
天体撮影を始めてから半年経ち、まだまだ続けそうなのでKissX2のIR改造機を仕入れてました。
もちろん中古ですけど^^:。
改造機が欲しかったというよりも、改造機を使った事がないので、どんなものか試してみたかったという好奇心が強かったです。なので早くテストしたく千切れ雲通過の中での撮影です。
X2改は誠○社さんの新改造品の中古で安かったので購入してみました。
使った感じは。。。。昼間のテストでは、AFでピントが出ません。。
新改造では300mm望遠くらまでならAFOKだよみたいな感じなんですけど、300mmどころか、25mmでも50mmでも全くダメです。。3m先の車のナンバーを撮影しましたがボケボケです。WBさえあわせれば昼間でも使えそうだったので購入してみたんですけどね。
基本は天体専用にするのでライブビューでピント合わせはOKなので問題ないと言えば無いんですけど。。
中古っていうのは、こんなもんかなぁ~。
安かったって言ったって・・・ボクにとってみれば結構な額なんですけどね^^;
感触としてはX4に慣れてしまっていて、正直なんとも言えない感じです。
X2改の・・というより、X2とX4の感触の違いで、なのだと思いますが。
つーか改造機を持った喜び感というか満足感があるかと思いましたが、、全く無いです^^;
赤いのがバンバン写ってくれればまた気持ちも変わってくるかもしれないですね。
今回のテスト撮影では、んー、 X4にV3F入れて撮ればよかったな~って感じです。
あと、自分的に一番致命的な問題はISO1600までしか使えないという事。
知りませんでした^^;
フォトコンに出すような作品を作る能力も機材も気持ちもない自分にとって3200,6400が使えないのは。。。
やっぱX4を改造して、昼間のは別の仕入れたほうが良かったかな~。
まぁ、とにかく買ってしまったので、しばらくは使ってみようと思います。
ではまた。
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その他の仲間たち
昨日、ずーっと晴れなかった天気がやっと回復したので、家の用事を済ませて23時30分からセット開始しまた。雲が所々にありましたが、北極星は見えていて、西の空も明いていたのでセット開始。


システムをちょっと変更したのでテストです。極望を覗いて極軸をあわせましたが、勝手がわからず時間がかかりました。こんな感じかなと、とりあえずテスト撮りしてみようと目を上げたら・・・空一面まっしろ。すんごい雲が広がっています。極望と格闘した時間ったって、5分くらいだと思うんですけど。。呆気にとられてしばらくその白い空を見上げていました。少しの雲の切れ間でも無いかと思い探しましたが、どこにもありません。あんぐり口をあけて見上げていたら、顔にポツッ・・と。いきなりの雨です。今度は急いで撤収作業に入りましたが、カナリの勢いで降ってきます。電源の線は足で引っ掛けるわ、架台から望遠鏡、ガイド鏡をのっけたままプレートをはずしたはいいけど、置くところ無いわ、コントローラーは引きずるわバタバタ。なんとか物置にぶち込み、濡れた機材を拭いて24時30分終了。
そろそろGWにかけて次の撮影期に入ってくるので行動開始したいです。
という事で、3月末から4月前半で撮ったけど、日記にするまでもないとPCから消えようとしていた淋しいその他の仲間達。可愛そうなのでいっきにアゲておこうと思います。
りょうけん座 M63 ひまわり銀河
2011.04.07 01:03分~
Canon EOS kiss x4 180秒×12枚 総露出時間36分 ISO6400
Kenko New KDS 63-540 460mmF7.3(BORG7885レデューサ使用)
KenkoスカイメモR NexGuideによるオートガイド M63を中央にトリミング 北海道 十勝 自宅 庭
使用ソフト ステライメージ6、フォトショップCS3
っちゃ~。ひまわり銀河だと言われればそう見えなくも無い^^;
自宅からこの鏡筒で何とかなるものかと狙ってみました。
一枚画像。
導入は、おおぐま座のアルカイドを基点に、りょうけん座のコルカロリに一度振ってから同じ道を戻り、りょうけん座の特徴のある矢印のような星の並びを捉えて導入しました。ほぼ天頂付近だったので体勢が厳しかったですが、気持ちよくモニターに入ってくれました。
次です。
011.03.29 23:31分~
Canon EOS kiss x4 300秒×6枚 総露出時間30分 ISO1600
Kenko New KDS 63-540 460mmF7.3(BORG7885レデューサ使用)
KenkoスカイメモR ノータッチガイド 北海道 十勝 自宅 庭
マルカリアンに会いにいったのですが、カメラが三脚にぶつかってしまう状態でファインダーも覗くことができず、狙いをつけて試し撮りでなんとか導入しようと試みましたが、断念。
最後に試写したモニターに沢山の銀河が写っていたので、"もう、ココでいいです。。"と数枚撮影したものです。
後で何度もステラナビゲーターとにらめっこしているのですが、絶対にこれだというのが・・・・・。
画像処理で弄り倒しているうちに銀河が埋まってしまいました。。上の方にたぶんフェイスオンのS状の特徴のある銀河があります。最初M61かと思いましたが、渦の巻き方が逆みたい。左下にはエッジオン、右上には大き目の楕円銀河でしょうか・・・・どこなんだろ?
一枚画像
次
こと座 環状星雲 M57
2011.4.9 00:26分 EOS kiss x4 ISO6400 300秒×1枚
Kenko New KDS 63-540 460mmF7.3(BORG7885レデューサ使用) LPS-V3FFフィルター使用
KenkoスカイメモR ノータッチガイド ソフトSI トリミング無し 北海道 自宅
LPS-V3FFフィルター無し ISO6400 30秒1枚
あ、いや、写るのかどうか試しに撮ってみただけです。
結果、写りました、真ん中のゴミです。
V3フィルターを使って5分のはリング星雲らしい色が出ましたが、
フィルター無し30秒では当然ですが出ません。
これも星図をて望遠鏡のファインダーで位置を確認てし試写。一発でモニター真ん中に入りました。
次で
はくちょう座 サドル付近
2011.04.09 01:32分~
Canon EOS kiss x4 420秒×18枚 総露出時間2時間06分 ISO6400
Kenko New KDS 63-540 460mmF7.3(BORG7885レデューサ) LPS-V3FFフィルター使用
KenkoスカイメモR NexGuideによるオートガイド 北海道 十勝 自宅 庭
使用ソフト ステライメージ6、フォトショップCS3
4/5に5分一枚を撮影したときに意外に赤いの写っていたので期待して結構露出してみましたが、、
んー。ただ赤いだけでした。なんかこうもっともやもやしたの出て欲しかったですが、
頑張っていじっても期待している感じにはなりそうも無いのでこのままで。
バランスが悪かったのか、ガイドも流れまくりでした。
この周辺は、またしつこくチャレンジしたいと思います。
PCに取り込んだときには、ムフフ・・・って感じだったんですけどね~。。
あと、M51など撮影しましたが、処理していません。
というかガイド失敗で、本当にボツでした。
ではまた。
ほほを染めたふくろうにはらず・・・
2011.4.5~4.6 23:49分~ EOS kiss x4 ISO1600 300秒×16枚 420秒×12枚 総露出2時間44分
Kenko New KDS 63-540 460mmF7.3(BORG7885レデューサ使用)
KenkoスカイメモR NexGuideによるオートガイド ソフトSI6, PS CS3 トリミング 北海道 自宅
今月前半に撮影しました。
たっぷり露出したので楽しみにしていたけど、いざ処理してみるビックリするくらい写っていなく自己満足できず。カブリも酷いので周辺はバッサリとカットしました。これが30分露出くらいの写真なら満足したのですが。。。
自宅からの西の空は頑張って撮影してもダメなのがわかった。
フクロウの顔は青ざめていて、これだけ露出してもノーフィルターの自分の無改造X4では周りの赤いのが写らなかったです。滲んだふくろうの顔が出てほしかったな。。
フラットしてみた。
2011.4.10 01:45分~Canon EOS kiss x4(無改造) SIGMA Macro 70mm F2.8 EX DG F3.5 ISO1600
5分×1枚 7分×13枚 総露出時間1時間36分
KenkoスカイメモR NexGuideによるオートガイド LPS-V3FFフィルター 北海道 十勝 自宅庭
使用ソフト ステライメージ6、フォトショップCS2
2011.04.20再処理
NexGuideコンバーターの説明書作って少し燃え尽きてましたが、そろそろ撮影した写真の処理やら・再処理やらはじめようと思います。そんなにもないんですけど。。
前にやっつけで処理したのをフラット処理してみました。
前のはグラデーションマスクを使いまくっていて、
もともとどうなっいてるかわからないところへバンバンやったので、もはや原型を留めていない状態でしたが、今回は、フラットフレーム一発で処理しています。見た目あまり変らないですけど背景処理はずいぶんとラクになりました。この写真を撮ったとき、あらかじめこの構図で撮ろうと張り切っていたのですが、撮影できるくらいまで昇ってくるのが結構遅い時間で、待ち時間の間、いわゆるご近所フラットっていうやつをベガのあたりで1時間ほど撮影しました。初めてやってみましたが、PCのモニターで作成したフラットフレームよりはうまく処理できたみたいです。自宅での撮影なので光害とがひどく、複雑なカブリを補正をするのにはこの方法が良いのかもしれません。
というかこの方法でないとダメではないかと思ってしまいました。逆に言えばこの方法を使えばカブリだらけでそろそろイヤになっていた自宅での撮影もまだ続けられるかもしれないとも思いました。
写真はモヤモヤを出したくて前のより明るめにして、ダスト&スクラッチでほんわか系にしてみました。
半日たって見直してみると・・・・ちょっと、というかカナリやり過ぎた感。
星もほんわか&色飛びしてしまったのでマスク処理してみます。
あれだけあぶり出したかった赤色が、今度は抑えるのに苦労しています。ここもマスク処理かなぁ。
IC1318の色を抑えきれませんでした。
はっきり言って、そこまで画像処理にはのめり込みたくないんですけど。
もう少し画像処理の経験を積んだら自宅撮影時のある程度の撮影と処理手順を自分なりにまとめてみようと思います。
2011.0610
追記です。
こんな作品で申し訳ないのですが、2011.7月号の天文ガイドに入選させていただきましたので追記します。
入選理由は天文ガイドの評の通り、撮影機材での評価なのですが、一応初心者なりに画像処理もしていたものですので少しだけ補足します。
住宅街での撮影の為光害がひどく、いつもやっているPCのLED画面を撮影してのフラット処理でムラはとれないので、ライトフレームを撮影する前にベガのあたりで、ご近所フラットをを1時間ほど撮影し、現像後に輝度を合わせた後でフラット処理しています。
フラット処理はそれだけですが、色カブリもひどく、特に中央付近の緑カブリの除去はフォトショップにてGマスクを作成して除去・調整しています。
星は赤カブリがひどいので星マスクを作成し補正しています。(しきれていませんが^^)
ノイズ除去は今まではSI6のバックグランドスムースなどを使っていましたが、この時はフォトショップでレイヤーマスクを使用しながらダスト&スクラッチの画像の加減を調整しながら処理しました。
ほかにも色々とやっていますが、
以上の処理は、
ほんまかさんのHP「デジタル星野写真撮影記」カテゴリ中の
■デジタル写真入門
■ワンランクアップのデジタル写真講座
を参考にさせていただきながら、というかマネさせていただきながら、見よう見まねで処理させて頂きました。
お礼申し上げます。ありがとうございます。<_ _>
前に処理したヤツ
一枚画像のヤツ
一部を切り出してみた。
クレセント星雲(NGC6888)三日月星雲とも言うそうな。 なんかカワイイ
北アメリカ星雲とペリカン星雲 北アメリカ星雲内部の星は赤ハロの処理をしてみた。
早い話、レイヤーマスク彩度調整で処理しきれなかった赤ハロは400%拡大で全て手動で補正しました。
北アメリカ星雲内部だけではないので、何百個やったかわかりません^^;
R画像
NexGuideとスカイメモRコンバーターの自作 3/3
最後の製作記事です。自作される方は、最初の記事1/3から読んでください。

ブレッドボードに配置した状態です。(拡大します)
配線図と同じですので、むしろこちらを見たほうがもわかりやすかも。。
その場合、部品名称は配線図を参照してください。
パイロットランプのLEDの配線もしてあるので必要な方はどうぞ。LEDの抵抗は4.7KΩです。
外部への配線は、右上の配線のように抜け止めにタイラップを使っても良いと思います。しめ過ぎで被服を剥がしてしまわないように。これは重要な作業だと思いますので、リード線が抜けたりしないように、しっかり対策してください。
抵抗やダイオードのワイヤーを長くする箇所の場合、写真のように極細マジックで必要な長さの所に印を付けてから、ラジオペンチ等で直角に曲げます。適当に曲げると綺麗にならないし、隣りの部品と接触してショートする場合があるので綺麗に加工します。
こんな感じにニッパーで切断しブレッドボードに差し込みます。
ワイヤーを切断する時は切り口がとがる様に斜めにニッパーを入れて切断します。
スカイメモRのコントロール端子からコードを接続する部分です。
同じものを購入すれば、同じ箇所にはんだ付けすればよいです。
ブレッドボードに差してあるのは細ピンヘッダです。
この3.5mmのミニジャックを使わずに、スカイメモRのコントローラーのコードを外したものをそのまま直結する方は、配線図の通りに差し込めば良いです。ヘタに沢山ジャックをつけると、間違えて違うプラグを差してショートさせてしまったり、付け忘れたりして動かなくて困ることがあります。
私的にはこのジャックを使わずにスカイメモRのコントローラーのコードをはずしたものをブレッドボードに直接差す方が、ずっとスマートでトラブルも少なさそうで良いと思います。
リード線はホームセンターで買ったものです。赤がスカイメモのCOM(プラス)、黒がRA-停止、黄色がRA+増速です。スカイメモのコントローラーをバラした線は私のはRA+は白色でした。白色の手持ちが無かったので黄色になっていて紛らわしくなっていますが。この回路はCOM(コモン 共通線)からVCC(+)を取っています。
こちらは3.5mmステレオミニジャックの中身です。
このコードがスカイメモRのコントローラーからはずした実際のコードです。
逆の端っこは、スカイメモRのコントロール端子に接続される既存の3.5mmプラグが付いています。
配線がよっちゃってますが、よくわからない方は同じ箇所にはんだ付けかるか、
先程書いたように、こんなの使わないで直接ブレッドボードに差し込みます。
または、付属のコントローラの配線自体使わずに、新しいコードを作ればコントローラをバラさずに済みます。
写真左奥、スカイメモRの電池ボックスのマイナスに繋げるジャックです。ブレッドボードのマイナスに差し込みます。線は一本だけなので、テスターで通電確認してDCプラグに配線した線と通電する箇所にはんだ付けします。電池ボックスへは好きなモノで電池ボックスのマイナスに接続します。
6極6芯モジュラージャックです。
説明書をみても調べてみても上からだとか前からだとか言われて、頭がこんがらがってワケがわからなくなっている人もいると思いますが(私)、こうなってます。
配線図に書いた通り、2,3,6番にリード線をはんだ付けしブレッドボードに差し込む。
写真の通り必要ない1,4,5番はニッパー等で綺麗に切り飛ばします。
ショートしたら困るのでキッチリ短く切ります。
全て配線が終わった全体像です。
出来上がったコンバーターのチェックに入ります。全ての配線を差込み、電源を入れます。
パイロットランプが点等します。
私は自宅での撮影ばかりなのでスカイメモRの電源はACからのスイッチング電源を使っていますので電池ボックスは写っていません。あと、写真の6極6芯モジュラージャックは秋月のものとは別のモノです。
梅沢無線電機さんで買った6芯モジュラージャック ケーブル付きです。最初からケーブルが付いているので、はんだ付けの手間が減りますし、はんだが苦手な方はこの回路で一番細かい箇所ですので、これを使うのもアリだと思います。必要ないのを切り飛ばして収縮チューブで保護するかします。
写真の様に電圧を測ります。テスターをDC電圧モードにしてテスター棒の赤をプラス、黒をマイナスに。
6V近辺になっているか確認。電池ボックスだともう5.5~6Vくらい。
次に電流を測ります。全ての電源が入っている状態から、電池ボックスへの配線のDCプラグを抜いて、写真のように間にテスターを入れて測ります。テスターは電流モードです。電流モードは間違った使い方をするとテスター内部のヒューズが飛びますので気をつける。私は飛ばしました。4.6ミリアンペアを差しています。パイロットランプをつけない方は、もう少し低い値になります。チェックが終わったら、DCプラグを差して、NexGuideのコントローラを操作して増速、停止をするか確認して下さい。何も押さなければ自動追尾状態になっているはずです。
スカイメモ本体に耳をあてて聞きます。凄く小さい音なのでテレビがついていると聞こえません。
後は、前に書いたように、部品脱落防止の対策をするほうが良いと思います。ケースは好きなものを使います。
大きい写真の方は前に失敗作を作ったときのケースで今回のモノではないです。今回のブレッドボードの回路は説明するのに作っただけですので。

100円タッパで良いのではないでしょうか。加工もしやすいです。穴あけは寸法を測りペンで下書きします。カットは初めからカッターで切らず、1.5mm位のハンドドリルで書いた線に沿って沢山の穴をあけてからカッターで切ります。切り口を丁寧に整えます。ブレッドボードの裏には両面テープがついているので利用しながら動かないように固定します。少し浮かせるのに下に下駄をはかせたり、サイドを何かで固定したりしてしっかりと固定します。
私は振動吸収と、結露対策も兼ねてこんなの買いました。外部への端子も、ケースにシッカリと固定し、リード線など突っ張らないように対策してください。
以上です。
NexGudieとスカイメモRという安価な組み合わせでも、オートガイドで長時間露出が可能になれば撮影対象も広がりますし、撮影失敗の枚数も減ってくると思いますのでコンポジット枚数も増えて質のよい作品になる事が期待できますし、撮影はオートガイドに任せて星空観望も楽しめますね!
ガイド鏡を載せるので重量加算・バランス・ガイド鏡のガタなど、別の問題も出てはきますが。。。
本来のポタ赤の使い方からは既にカナリ外れてはいると思いますが、オートガイドの力を借りてガッツリ露出すれば、ポタ赤と安物鏡筒と無改造デジカメの組み合わせでこんなもの撮れたりもします。
でも極軸があっていないと意味が無いです。しっかりあわせてください。オートガイド中、NexGuideの画面にガイド星を捉えていますが、軸がズレているとガイド星もズレてきます。ただ、どちらにズレているのかわかるので、極軸の追い込みも早くなります。
敷居が高くてお金もかかる趣味ですが、最初は安価で始めたいという方にはこういうシステムもありではないでしょうか。良いかどうかは別ですが。。
天体撮影のお役に立てればと思いスカイメモRとNexGuideコンバーターの作成記事を作りました。
お互いに楽しみまょう!
ではまた。
NexGuideとスカイメモRコンバーターの自作 2/3
では、材料・道具についてです。
自作される方は、1/3から読んでください。
必要な道具
電子工作に必要な道具は各自用意してください。後の記事で使うものが出てくると思います。
一応後に書いてあります。(テスター、はんだ関係一式、ラジオペンチ、ニッパ等)
必要な部品
回路図の部品ですが、貧スタさんのHPにも記載されていますが、ブレッドボードの追加部品もあるので一応書いておきます。一覧に抜けていて足りないものがあったらすみません。
私は、秋月電子さんで揃えました。抵抗など、1本だけ必要なのもありますが、失敗すること、予備の回路作成など考えて多めに購入しています。抵抗など安価な部品の本数は書きませんので、きっちり買われる方は配線図等参考にして必要本数を用意して下さい。1本から購入できるお店はマルツパーツさんなどがあります。
どちらにしても部品が安いだけに買い忘れたり、失敗して在庫が無くなったりすると、送料が痛いですね~。。
一覧は私が購入したものです。まったく分からない・・という方は全く同じものを用意するほうが良いと思います。
抵抗などは一袋100本入りで購入しました。
■ブレッドボード EIC-301×1ケ (150円)
■ブレッドボード・ジャンパーワイヤ EIC-J-L(300円)×1ケで足りると思います(私は何個か買ったので)
■細ピンヘッダ1x10 ×1ケ (10円)
■6極6芯モジュラージャック×1個(50円)
■4回路入りコンパレータ LM339×1個 (50円) (私は予備で6個入りのを買いました。)
■スイッチング・ダイオード 1N4148(50本入) (100円)
■カーボン抵抗)1/4W4.7KΩ(100本入) (100円)
■カーボン抵抗1/4W2.2KΩ(100本入) (100円)
■カーボン抵抗1/4W20kΩ(100本入) (100円)
★無くても良いがあったほうが便利なもの
スカイメモRの電池ボックスからマイナスを取る際にあると便利です。無くてもできます。
■2.1mm標準DCジャック(パネル取り付け型)MJ-10
■2.1mm標準DCプラグ MP-121M 内径2.1mm外径5.5mm
スカイメモRのコントロール端子との接続に、あるいは、
コントローラー改造時にあると便利だと思います。無くてもできます。
■3.5mmΦステレオ・ミニプラグ
■3.5mmΦ小型ステレオミニジャック 基板取付用
など
★通電確認LED(パイロットランプ)を付けたい方(下の方に別途記載しています)
私はこれを買いました。なんでも良いですが、高輝度タイプは必要ありません。
■赤色LED組み立てブラケットセット(4セット入) (100円) 見た目重視
使用する抵抗は上記の4.7KΩ1ケです。
秋月電子以外での購入モノ
■リード線
適当な長さで。私は手持ちもものを使いました。
ホームセンターで売っている電子工作用のものでOKです。300円くらい
■ケース
これも入りそうなものを探してください。ブレッドボードの大きさギリギリではダメです。
外部への各接続端子も入るものが必要です。実際組み上げてから考えても遅くないと思います。
100円ショップのタッパは見た目気にしなければ夜露対策にもなって安価だし良いですね。加工もしやすいです。フタを開ければ乾燥させれますし。
■部品脱落防止
ブレッドボードを使っているので、部品の脱落、抜けなどがあるかもしれません。対策が必要と思われます。
今回私はやっていないので、される方は自身で調べて行ってください。
電子基盤 保護 などクグると沢山でてきます。
スーパーX(黒いの以外)や、ホットボンドなどで保護されている方がいるようです。)
道具の購入について (どうしたら良いか全くわからない方用)
■テスター
私は、こんなの購入しました。激安ですけど普通に使えています(たぶん・・)日本語説明書も付いていました。
決して推奨しているワケではありません。高いものはやっぱり良い物だと思います。
が必要な機能は全て付いています。
購入の際の注意として、電流が測れないものがあるので電圧、電流・抵抗・通電確認ができるものが必要だと思います。
秋月電子
デジタルテスター DE-200A オートレンジ (1800円)
はんだゴテ
■この回路や、ちょっとしたはんだ付けならこれで良いのではないでしょうか。
あまり大きいW数のでなく20~30W程度のものが良いようです。
もう少し良いヤツ
それよりもこれが必需品です。こて先が汚いとはんだがのりません。温度が上がりすぎた時にも使います。
コテ先は作業中も保管時も常に綺麗にしておきます。
こて先クリーナー
はんだは電子工作用のはんだを使います。
ホームセンターでも電子工作用と書いて売っています。
配線の被服を剥がすのには専用工具もありますが、ホームセンターで売っているニッパーやラジオペンチで良いと思います。先がデカくない方が良です。
★動作確認のLEDをつけたい方
今回作成するものは動作確認用のLEDは付けていません。理由は幾つかあります。
■自分でLED付きの回路を作成して実際に使っているが全く必要ない、見た目だけ。■撮影するのに光が邪魔、いくら暗くても邪魔■LED回路は別回路にして制御しているので、もし回路に不具合発生した場合、LEDが光ったからといって絶対にオートガイドしているかは別。逆にLEDが光っていなくてもガイド動作している可能性が無いとは言えない。■部品点数が多くなれば不具合箇所も増えるし、少なければ不具合が発生した場合トレースしやすい。■自分のLED回路は自分で考えたもので、貧スタさんの回路図とは違っており推奨されている回路ではない。■そもそもNexGuideはオートガイド中に液画面に動作状況が表示されるので、ガイド星のガイド状況を確認した方が良い。また、作成した回路が動作していないとNexGuideのキャーリブレーション自体出来ない。■配線図を描くはいいが説明が結構大変。
どうしても光らせたい方は、貧スタさんの回路図にある推奨回路を組むか、私のユニバーサル基盤で作成した写真を参考に組んでみて下さい。
★通電確認LED(パイロットランプ)を付けたい方(上に書いた詳細です)
動作確認LEDは付けませんが、作成した回路に電源・アースを入れ忘れる事があります。私は何度かやり、動かない動かないと困りました。必要な方の為にパイロットランプの取り付けについて、最後の方に記載します。
LEDはとにかくめっちゃ明るい高輝度LEDは必要なく他人の迷惑にもなり、電子回路ももちません。
次の記事で、実際に組んだものを写真を使って説明します。
が、、まだ記事の下書きが済んでいません。
ちょっと時間がかかるかもしれませんが、なるべく早く記事にしようと思います。
ではまた。
NexGuideとスカイメモRコンバーターの自作 1/3
NexGuide⇔スカイメモRコンバータ配線図・作成方法です。 待ちくたびれている方もいると思うので作成し動作確認しました。 一昨日から説明文を下書きしていたのですが、 なにやら1記事につき5000文字(笑)までみたいなので何度かに分けてアップします。 まず、注意事項です。 作成は自己責任で行ってください。回路については動作確認していますが、この回路によるスカイメモR,NexGuideの破損あるいは、事故・火災・その他いかなる場合があっても、 当方では一切の責任を負いません。 また、スカイメモのコントローラーを改造しますので、メーカーの保証が受けれなくなると思います。全ては自己責任でお願いします。 それから、電子工作のスキルがどれくらいの方を対象にすればよいか悩んだのですが、いちおう経験の無い方でもわかる様に書いたつもりです。なので、経験のある方にとっては読むのがめんどうなところもあると思いますが、自作される方は一度全て読んでください。 また、私も全くの素人ですので説明不足や不備なところがあればご了承ください。 |
作成方法は一応配線図に書いてありますが、補足を兼ねて説明していきます。
作成は、電子工作やはんだ付けが苦手な方の為にブレッドボードを使用して作りやすくしています。
しかし、やはり一部はんだ付けをしなければならない箇所もありますし誰でも少し勉強すればわかる程度の電子工作の知識も必要です。また、工作ですので手を使う細かい作業については器用、不器用、得手・不得手など人それぞれありますから、頭から出来ない・・・と思う方は、きっぱり諦めたほうが良いと思います。
また、作成するうちにわらないことが出てきた時は私のわかる範囲でできるだけ対応しますが、常識に欠けるような質問には答えない場合がありますのでご理解願います。
まず自分で身につけなければならないことを書いておきます。
1.はんだゴテの使い方: 基盤にハンダするワケではないので敷居は低いと思います。
今後の為の練習にもちょうど良いかも。
2.テスターの使い方: 電圧・抵抗・電流の意味と関係と測定方法(たいしたものではないです)
3.ブレッドボードの仕組み ネットでも出てますし、ブレッドボードを購入したら説明書が付いてきます。
使用している部品の知識については特に必要ないと思いますが、興味のある方は調べてみてください。
動作不良の解決にも役立つと思います。
回路について
この回路は、貧スタ(貧乏人のスターウォッチング)様よりご提供頂き、
さらにアドバイスを頂きながら(というかほとんど教えてもらいながら)スカイメモR専用コンバーターとして作成しました。貧スタさんは、ミザールKDマウントの改造をされて、超低速微動・追尾機能・ST-4互換オートガイドポートの新設をされています。すんごですので是非ご覧下さい!
HPトップページです。
こちらは詳しい回路図を公開していただいているページです。回路図は記事にしませんので、こちらを参照ください。また、回路図だけでなく注意事項も必ず読んでください。それから、ここのページのコメント欄も読んだ方が良いと思います。私が何もわかっていないのが良くわかると思います。
それから私のNexGuideとスカイメモRの接続に関する過去記事とそのコメントにも時間があれば一応目を通してください。専用の書庫をを設けました。やってはイケナイ失敗事もわかるかもしれませんし、特にコメント欄は回路についての理解も深まるかもしれませんし、ここまでの道のりもわかると思います。
それではまず配線図です。
右下クリックで拡大します。
自作される方は配線図の黄色部分を理解して頂いた上で作成されてください。
最初にあげた回路のジャンパーワイヤー線が一個足りなかったので訂正しました。
(中点電圧回路からGNDへのワイヤーが欠落していたのを追加 2011.04.15 23:09分)
次の記事で必要な部品・道具など説明します。
その次の記事で実際に作った写真を入れて説明していきます。
ではまた。